Fukuのブログ

子育て、医療、暮らしの疑問について少しだけ深堀りするブログ

【子育て】「離乳食」という考えはもう古い!「補完食」という考え方

 

どうも、Fukuです!

今回は子育て、特に離乳食をピックアップしていきます。

いきなりですが皆さん、「補完食」という言葉を聞いたことがありますか?

補完食とは、赤ちゃんが母乳だけでは不足した栄養素を補足して食べ物から栄養を摂っていくことを指しています。

「え?それって離乳食じゃなくて?」

 

「離乳食」…そのワード、世界ではもう古いんです!

 

WHO(世界保健機関)では2009年に乳幼児の栄養に関するガイドラインが出されていて、その中で補完食という言葉がすでに使われているんです。(10年以上も前ですよ…!!)

その中には

補完食は生後6ヶ月までは与えなくていいこと

母乳は2歳以降もあげてもよいこと

が書かれているんですね。

日本はまだ「卒乳」や「断乳」という言葉がよく聞かれているように、1歳に向けて母乳は「辞めていくもの」という考えが根強い印象を受けます。

※これに関してはまだ卒乳したくないお母さんも、日本では卒乳していることが条件という保育園も多く、仕方なく卒乳や断乳を迫られているという現状もあるかと思います。

中には

「4ヶ月を過ぎたなら果汁でも飲ませてみたら?」

「1歳過ぎてもまだ母乳を飲んでるの?」

なんて言われたことがあるお母さんもいるかもしれませんね。

 

ですがこうしたアドバイスは世界基準ではもう古いので気にしなくて大丈夫です!笑

 

日本では「離乳食」の名の通り、離乳食が開始されるとその分の母乳を減らしていくことが多いですね。ですが日本人が一般的に取り入れている10倍がゆやピューレにした野菜ではカロリーがほとんどなく、この段階で母乳を減らしてしまうと栄養不足に陥ってしまうんですね。

 

この時期は離乳食よりも母乳のほうがよほど栄養価が高いのです。

あくまで食事は母乳の補助、補完食として取り入れていくもの。離乳食(補完食)を開始しても授乳はしっかりと続けていくことが大切なんですね。